温度によって感じる名古屋の味

こんにちは。
キッチン大友の加藤陽哉です。
こんな経験ってありませんか?
お料理を作っている時、
アツアツの状態で味見をして
「ちょうどいい味だな」と思ったのに、、、
いざ食べ始めたら、
「あれ?さっきよりしょっぱく感じるなあ…」
なんてこと。
実はこれ、ちゃんと理由があるんです。
人間の舌は、温度によって
味の感じ方が変わるんですよ。
たとえば――
塩味は、温かい時は感じにくく、
冷めると強く感じます。
甘味は、体温に近い35℃くらいが
一番感じやすいです。
酸味は、温度による変化は
ほとんどありません。
苦味とうま味は、塩味と同じで
高い温度では感じにくく、冷めると強く感じます。
例えば、アイスクリームも、
少し溶けた部分がやたら甘く感じること、ありますよね?
あれも、科学的にちゃんと説明がつく現象なんです。
ですから、お料理を味見する時は、
できるだけ「実際に食べる時と同じくらいの温度」で
味を見るのがコツ。
特に、みそ煮込みうどんや味噌カツ、
ひつまぶしなど、名古屋の味は
温かいうちがおいしい料理が多いので、
気をつけたいところですね。
キッチン大友では、
こうした小さなコツも大切にしながら、
名古屋の豊かな食文化を
未来につないでいきたいと考えています。
これからも、あなたのキッチンの友として、
心あたたまる食卓を広げていけたらうれしいです。